冬の終わり。
暖かくなってきた頃から、
畑のあっちでもこっちでも土が掘り起こされて穴だらけになった。
穴の大きさは10~15センチメートルくらい。
穴の中は、暗くて深そう。
メジャーで測ってみよう・・・
途中から穴が曲がっているらしく、これ以上奥に差し込めない。
スコップで掘ってみると、となりの穴とつながっていた。
畑の穴はトンネルになっていて、他の穴とつながって通路になっている。
イノシシにしては穴が小さすぎるし、
穴から穴までは距離があって足跡もない。
やっぱりこれは、モグラが穴を掘っているのかな?
でも、モグラを発見したことはありません。
畑を始めた頃、ラッカセイを育てていた。
収穫時期になり掘り起こしてみると、
実だけが全部なくなり、殻だけが土の中に残っていた。
ウサギや猿などの動物に食べられたのかと思い、
次の年は食べられないようにネットをかぶせて育ててみた。
ネットの下で全部なくなって、やっぱり殻だけが残っていた。
だから、育てるのをあきらめてしまった。
でも、モグラは野菜などの農作物は食べない。
モグラの食べ物は、
ミミズ、コガネムシなどの幼虫、クモなど土の中にいる昆虫。
畑でネズミがチョロチョロ動き回っているのを見たことがある。
モグラが掘った畑のトンネルは、ネズミの通路になっているらしい。
ラッカセイを食べたのは、ネズミかもしれない。
綿の種をまこうと草を刈っていたら、草の下から穴が出現。
畑がモグラの穴だらけになっている。
綿の芽が発芽。
その横に、種をまくときにはなかったモグラの穴。
植物の根っこを痛めて枯らしてしまいそうだが、
何事もないように、小さな綿の芽は生き生きとしている。
モグラの穴には植物を育てる効果でもあるのだろうか。
それにしても、畑のモグラは何匹いるのだろう?